人生設計に悩む女子へ ーおすすめの書籍を紹介してみる

価値観も生き方も多様化するなか、キャリアや人生設計に対して、多くの女性が様々な悩みを抱える。

向きも次元も全然異なる何本もの軸が乱立していて、どの軸で選択肢を比べれば良いのかわからない。

キャリアを追うか、家庭が大事か?

チャレンジすべきか、セーブすべきか?

 

今回は、そんな様々な悩みや迷いに対して、勇気をくれたり、知恵やヒントが散りばめられている、

名著だと思う書籍を数冊紹介してみたい。

マイ・ストーリー (Michelle Obama)

大小様々な人生の選択に迫られるとき、身近に先輩やロールモデルが存在することの重要性は計り知れない。自分に指針を与えてくれるような自叙伝との出会いは、国や時代を超えた、人生のストーリーとの出会いで、生き生きとしたロールモデルの発見だ。本書はアメリカの前ファーストレディとして知られるミシェル・オバマさんの回想録で、彼女の惹き込まれるような文章とストーリーから、前向きに生きる勇気を受け取ることができる。誰もが経験するジレンマや試練への、彼女の解法は、万人にとっての最適解であるわけはないが、ロールモデルとの出会いは、私たちに新たな選択肢を与えてくれる。

私はすべてがほしかった。メアリー・タイラー・ムーアのように挑戦的で自立した女性になりたいと思う一方で、妻や母としての典型的で退屈なイメージを伴う安定と献身にも惹かれた。それは複雑で奇妙な考えだった。(228, BECCOMING US)

子どものときは、周りの人には、大人になったらお医者さんになるの、と言っていた。小さな子どもが好きだったし、みんな嬉しそうに聴いてくれたから。今では、子どもに大人になったら何になりたいと訊くのは意味のないことだと思う。まるで大人になるのが一度きりのことだと言っているようだから。(6, はじめに)

 

LEAN IN (Sheryl Sandberg)

女性リーダーとしてのストーリーを語ってくれるのは、フェイスブックCOO、シェリル・サンドバーグさんの “LEAN IN “だ。本書には女性の挑戦やリーダーシップのコツやヒントが散りばめられている。またエビデンスに基づいた展開が多用されており、文献リストでは様々な重要なデータを紹介してくれている。彼女のストーリーが響いたら、著作 “Option B”もおすすめである。男性にも読んでほしい一冊。

冷静なプロフェッショナルの仮面をつけるより、自分の真実を語り、個人的な事情を正直に話し、感情は切り離せないものだと認める方が、総合的に見てメリットは大きいのではないだろうか。(127, 6章)

対等なパートナーシップを望むなら、最初からそのパターンを確立することが重要だ。(165, 8章)

直感に反するかもしれないが、すべてをこなそうとしないことが、長く仕事で成功を収める秘訣なのだ。(178, 9章)

女性は、多くの場合そうと気づかないまま、女性を軽視する風潮を取り込み、無意識に態度に表している。(228, 11章)

 

Work Design (Iris Bohnet)

男女間の行動差はどのようにして現れるのか?私たちのどのような行動が周囲へ好ましくないサインを与えてしまうのか?本書は、格差を生み出す構造やバイアス、好ましいデザインを、行動経済学の観点から語ってくれる。様々なエビデンスを紹介しつつ、ちょっとした構造デザインの工夫やコツなど、あらゆる提案をしてくれている一冊。特にリーダーや人事、より生産性の高い集団を作りたい人に読んでほしい本。

以下、目次より抜粋

  • 社員の自己評価が上司の評価を歪める (9章)
  • なぜ女性は大勢が応募している求人を好むのか(8章)
  • 「女性は男性より優しい」は本当か? (9章)
  • ヒラリー・クリントンの写真をみると、スピーチが上手になる (10章)
  • 男性と女性のゼロサムゲーム (12章)

 

お笑いジェンダー論 (瀬地山角)

本書は大学の講義の内容を書籍化したものだ。歴史や法律的な背景から、日本特有の構造的な問題や、様々な無意識の前提に疑問符を投げる。大学生の男女のちょっとした話から、日本における専業主婦保護の構造まで、読むと様々なもやっとした悩みが具体的になっていく。どちらかというと男性に読んでほしい一冊。賢く生きたい女性が男性に読ませると良いかもしれない一冊(笑)。ちなみに講義はカップル受講すると長続きするとかしないとか。

 

 

4冊の本を並べてみたが、世の中にはほんとうに山のように関連した啓蒙本があり、各人で心に響く本も様々だ。

また自分の血肉になるような書籍に巡り逢うことができたら、そのたびにちょこちょこ足していけたらと思う。

 

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